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新がん対策基本計画が閣議決定されました!
本日、「ゲノム医療」を推進する旨、閣議決定されました。
今後、6年間の具体的な国の方針として「予防」「医療の充実」「がんとの共生」が3つの柱として挙げられています。
具体的には、患者の遺伝情報をもとに効果が高い治療薬を選択する「ゲノム医療」を推進させること、がん患者の就労支援や認知症への対応など、世代に応じた支援を充実させていくことが盛り込まれています。
ゲノム医療については、今年度中に全国で12か所ほどの病院をゲノム医療の中核病院として決定し、ゲノム医療の普及を図るそうです。
国がんでは、先月、ゲノム医療の拠点となる研究施設が完成しています。がん細胞から遺伝子を取り出す作業の一部を自動で行う機器や、がん細胞の遺伝子を高速で解析する「次世代シークエンサー」という装置などがあります。
京都大学医学部付属病院では、日本で最初に「クリニカルシークエンス検査」が開始されています。http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/events_news/department/hospital/news/2014/150309_1.html
私たちの病気に関しては、「希少がん」や治療の難しい「難治性がん」の医療を充実させることとなっています。肺NETの患者さんにとっての重要事案である受動喫煙ゼロに対する対策は、見送られました。残念なことです。